海外どっこいネットニュース

ウィキリークスのサーバーがフランスに移転しました。
amazonのサーバーを使っていたのですが、先日の騒動のあとamazonからホスティングサー日の停止を通知され追い出された格好になった。
28日にアメリカの外交機密文書25万通の一部の公開を始めてからアクセスが困難な状態が続いたためこの措置は当然だと思うが、これがサイバー攻撃を受けた為なのかは不明。

今回の騒動、正直言って内部告発と言えるかは疑問だ。
内部告発とは不正や不法、モラルに反する内容があった場合にそれを外部に告発する事だ。

そういう意味ではイラクでの米軍の攻撃減りがジャーナリストを誤射、また民間人を多数殺した事件の映像を暴露したのは内部告発といってもいいと思う。

でも今回外交公電のは機密文書というよりも外交官の雑談に近いものがあり、実際には数としたらほとんど。
正直雑談なら自分も人の悪口やジョークも言う。
それを問題にされたら失言だらけになる。
しかもマスコミも本当に機密性の高い情報よりも、そういった失言に近いものを拾い上げてゴシップ的に報じている。

これははっきり言って内部告発とは似て全く違うものだろう。
社会正義にも関連しない、ただの覗き見に近い。
仕事でも飲み屋でプライベートで喋ってる内容を録音されて公式の発言のように扱われたら困る。

そういう意味ではどちらかというとゴシップの悪乗りに社会正義や内部告発という理由をつけたものに見える。
実際正義と言うよりも外交を混乱させているだけになっていて、国益と言う意味では全く逆効果になっているし、アメリカ以外の国にとっても余計な問題を出されてマイナスにしかなっていない。

サーバーの貸し出しを打ち切られたウィキリークスはフランスとスウェーデンのサーバーにサイトを移転したそうだ。
だがこれも内部関係者からは一時的なもので「サイバー攻撃の標的になっているため、この数日はかなり定期的にサーバー移転を繰り返している。明日は違うサーバーを使用しているかもしれない」という話が出ている。

あまりに調子に乗りすぎたことでネット上の放浪者になってしまった。
だがえてしてこういう迷惑だけど大義名分はきれいなことを言うものには、短絡的な賛同者や援助するものが出てきて始末に終えなくなったりする。
環境保護を大義名分にしてやり方はテロのような活動をしている団体もそういう事例があることだし。

これからどうなっていくか利害関係のない部外者には面白い見せ物ではあるが、かなり困った団体である事は確かだ。