海外どっこいネットニュース

先日の投稿ウィキリークスは内部告発サイトなのかで
「あまりに調子に乗りすぎたことでネット上の放浪者になってしまった。
だがえてしてこういう迷惑だけど大義名分はきれいなことを言うものには、短絡的な賛同者や援助するものが出てきて始末に終えなくなったりする。
環境保護を大義名分にしてやり方はテロのような活動をしている団体もそういう事例があることだし。」


なんて書いてたら、やっぱり困った賛同者が現れた。
ウィキリークス側が「助けてくれ」とサイトで呼びかけ、文書のログとミラーサイトの作り方まで掲載した為に、ウィキリークスの賛同者がミラーサイトをどんどん作り、すでに1000サイトほどあるらしい。

7日にウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ容疑者がロンドンで逮捕されてから、賛同者がクレジットカード大手ビザとマスターカードのウェブサイトを攻撃しダウンさせたあと、今度はamazonに攻撃を仕掛けたり、やりたい放題。
賛同者というよりは、面白がって騒ぎたいハッカー達ってことなんだろうが。
ハッカー集団は「ウィキリークスに対抗する者は誰でもわれわれの攻撃対象になる」と宣言しているらしい。

だいたいアサンジ容疑者は逮捕される前の段階で
すでに世界各地の約10万人が米公電の暗号化ファイル「ケーブルゲート（Cable Gate）」をダウンロード済みだと語り、
「情報はウェブ上で拡散を続けている」「われわれに何かが起こった場合でも、主要な情報は自動的に公開される。複数の報道機関もケーブルゲートを入手している」などと述べ、「歴史が勝利し、世界はより良い場所へと昇華するだろう」
なんて、どっかの脅迫文のような事をやっている。

日本の某巨大掲示板で言う「まつり」状態なんだろうが、
正直に言わせてもらうと、某巨大掲示板のまつりはけして悪い印象はもっていない。
まつりの対象も誰かがmixiで犯罪自慢をしたとか、
自分でうｐした動画が不謹慎だとか、
企業のCMでどっかの山を勝手に通行止めにしたとか、
やられたほうはたまったものじゃないだろうが、納得できる理由で自業自得ともいえる。
まつりの対象も社会的に影響を与えるようなものじゃなく、言ってみれば小さいものだ。


だがマスターカードやアマゾンに攻撃を仕掛けたりというのは、それとはまったく違う。
悪乗りしすぎだ。
その理由も、どうみてもウィキリークス側が内部告発とは言えないようなものを公開し、調子に乗ってやりすぎている事が原因なので、賛同はできない。
以前の投稿にも書いたが、アレは不正の告発ではなく、
「覗き見」「ピーピング」
の世界だ。
アメリカが「窃盗」と言うのも分かる。

あの手のものを変に大義名分をつけて持ち上げすぎたらろくなことにならない。
世の中ある程度は情報はオープンにするべきだが、担当者の個人的なその場の話まで公にする必要もない。

ビジネスでも企業が正式に発表する内容以外に、打ち合わせなどで担当者がその場で言った相手へのリップサービスやジョークを隠し撮りして発表しても意味は無いし、それはあくまでその場の話で本当にその企業が企業の総意としてそう思ってるのとは別の話だ。
そんなものを隠し撮りしたところでただのピーピングでしかない。
今回の公開されたものは、国同士での話だが内容はまさにそんなものだ。

法に触れるとかの違法行為の暴露ならまだ社会正義といえるだろうが、そうでないならただの窃盗でしかない。

とりあえずこの賛同者という”表向きの理由”で、ただ騒ぎたいだけのハッカーなどが早く静まってくれる事を祈る。