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アメリカ軍で兵士のPTSDの治療にXboxのゲームを使うようになるようだ。

以前から米軍兵士のなかで、イラクやアフガニスタンから帰国した兵士にPTSD心的外傷後ストレス障害になる者が増えて問題になっている。
その治療の為に米軍から依頼を受けた南カリフォルニア大学のアルベルト・リッツォ教授らが、Xboxの戦闘シュミレーションゲームを使ってPTSDの治療をする方法を開発したそうだ。

このゲームを使って兵士にイラクやアフガニスタンの戦闘シーンを見せて、PTSDとなった戦闘状態を追体験させるのだそう。
これはかなり乱暴なやり方に見える。

しかし兵士の不安を徐々に上げながら、PTSDになった元の体験に向き合せて騙らせることで兵士の不安が和らぎ、PTSDの症状も緩和されていくのだと言う。
つまり嫌な体験から逃げずに認めろということだろうか。

現在この方法で治療する研究が行われて、20人中16人がPTSDの症状が軽減している結果が出ている。
80％と言うのはかなり大きい数字に見える。
ほんとうなんだろうか。

戦場で体験した恐ろしい記憶から逃げずに向き合えと言うのは分かるが、言ってみれば犯罪被害にあった人間にもう一度その体験をさせるようなやり方であって、治療しているというよりはトラウマになっている心の部分を壊しているようにも思える。